妊娠できない/妊娠しづらい

子供が欲しいけど、
なかなか妊娠できない…

子供が欲しいけど、なかなか妊娠できない…子供を望むご夫婦が避妊をしない性生活を行っていれば、1年以内に80%、2年以内に90%が妊娠するというデータがあります。
ところが、10組に1組のご夫婦は不妊症であると言われており、その原因は様々であるものの、日常生活の問題や生活習慣が妊娠を妨げていることも少なくありません。
不妊でお悩みのご夫婦は少しでも早くクリニックを受診するとともに、妊娠に向けた生活習慣を身につけて妊娠しやすい体作りを行っていきましょう。

妊娠しづらい人の特徴

妊娠しづらい人には次のような特徴があります。

加齢によるもの

女性は35歳を過ぎると急速に妊娠しづらくなります。
また、高齢妊娠・出産では胎児異常の確率や、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などの産科的リスクも高くなります。

食生活の影響

無理なダイエットで体重減少性無月経になったり、反対に太り過ぎて糖や脂質の代謝異常から無排卵になったりするなど、偏った食生活は女性の生殖機能にダメージを与えます。

喫煙やアルコールの過剰摂取

女性の喫煙や受動喫煙、アルコールや薬物の過剰摂取なども不妊の原因になることがあります。

性感染症(STD)にかかったことが
ある

クラミジア感染症や淋菌感染症により、卵管が閉塞したり、子宮内に精子が入りにくくなったりするなどして、不妊の原因になる場合があります。

月経異常の影響

重い生理痛は子宮内膜症によるものかも知れません。
子宮内膜症は不妊を招きやすいため、早めにクリニックを受診するようにしましょう。

妊娠できない原因

結婚や同居後1年が経過しても妊娠しない場合は、不妊症の疑いがあるためクリニックを受診するべきだと考えられています。
ただし、次のような症状がある方や女性が35歳以上である場合は、6ヶ月程度妊娠しなければ受診し、早くに治療を開始されることをおすすめします。

女性側

月経の異常がある

月経の周期が39日以上と長めだったり、逆に24日以内に来るような極端に短い周期の方は、排卵をしていないケースが多くあります。
また、月経の量が極端に多かったり期間が長い(8日以上)方は、子宮筋腫などで子宮の内腔が変形している恐れがあり、月経の量が極端に少なかったり期間が短い(2日以内)方は、うまく排卵していない可能性があります。

性感染症、骨盤腹膜炎にかかったことがある

クラミジア感染症や淋菌感染症といった性感染症(STD)や以前に骨盤腹膜炎になったことがある方は、卵管を原因とする不妊症の可能性が高くなります。

子宮筋腫、子宮内膜症と言われたことがある

特に子宮内膜症によるチョコレートのう腫がある場合は、卵巣年齢が現在より進んでしまう可能性があります。

年齢が35歳以上

加齢による卵子の質の低下により、女性の妊娠率は30歳頃から低下し、35歳を過ぎると加速して低下していきます。

男性側

精液検査にて精子の数が少ない場合は泌尿器科や不妊専門クリニックでの検査が必要になります。

お互いに異常なしなのに
不妊の場合

基本的な不妊検査とは「基礎体温のチェック」と卵管の中が通っているかどうかを調べる「子宮卵管造影検査」、夫の「精液検査」の3つを指しますが、これらの検査でお互いに異常がないにも関わらずなかなか妊娠できない場合があります。
そのような時は卵管の中ではなく、卵管や卵巣の周囲に癒着が起こっていないかを調べる腹腔鏡検査を受けられることをおすすめします。
特に、子宮を残して筋腫だけを取り除く筋腫核出術を受けられた方は、卵管や卵巣のまわりに癒着が起こる割合が高いため、筋腫核出術のあと1〜2年ほど妊娠しない場合は腹腔鏡検査を検討された方が良いでしょう。

不妊治療は何をするの?

不妊治療は何をするの?不妊は原因により治療方法が異なります。
また、なぜ妊娠しないのか原因がはっきりしない場合も少なくありません。
クリニックに通院し、超音波で卵巣を観察して性交のタイミングを合わせることで妊娠できるご夫婦がいる一方、排卵誘発、人工授精、体外受精などの治療が必要となるご夫婦もおられます。
不妊治療では、しっかりと検査を行った後にはじめて治療方針を決定することができます。
医師から詳しい説明を受け、納得したうえで治療を始めるようにしましょう。

不妊治療について
詳しくはこちら

妊娠しやすい体の作り方

女性側

栄養バランスの良い食事と十分な睡眠、適度な運動を心がけ、喫煙や過度の飲酒は避けるようにしましょう。
妊娠初期に必要となる葉酸は、ほうれん草やレバー、納豆などに多く含まれていますので、不足しやすい鉄やカルシウムとともに積極的に摂ることをおすすめします。
また、メンタルヘルスも妊娠のためには重要な要素となるため、しっかりと休養をとってストレスを溜めないことが大切です。
さらに、無月経や生理不順を防ぐために適切な体重管理を行い、下腹部を冷やさないように気をつけましょう。

適正体重は、身長(m)×身長(m)×22で計算することができます。

男性側

バランスの良い食事と適度な運動、十分な睡眠に加え、精子は熱に弱いことから長時間のサウナや長風呂は控えるようにしましょう。
また、喫煙や過度の飲酒は精子数の減少や勃起不全に繋がりますので避けるようにしてください。
そのほか、日常の心理的なストレスも不妊に影響します。
ストレスを発散できる時間を持つようにし、十分な休養をとって疲労を溜め込まないようにしましょう。

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